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時針単独可動型のGMTウオッチ第2弾は、1960年代の第2世代がモチーフ。ヴィンテージ感あふれる青赤ペプシの絶妙な褪色ベゼルを表現!
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- 時計ブランド「アウトライン(OUTLINE)」は、「POWER Watch」「LowBEAT」などの時計専門誌の総編集長であり、Yahooニュースに毎週日曜連載中の「ロレックス通信」の執筆者としても知られる菊地吉正が、1940〜60年代の雰囲気を大切にしながら比較的に手頃な価格で楽しめる、そんな時計を提供したいと立ち上げたブランドです。最新作は、昨年12月に販売して大好評だったアウトライン初のトラベル型GMTウオッチ。今回はその第2弾です。15〜10%OFFにて先行予約の受け付けを開始します。
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往年の青赤ペプシに加えて黒ベゼルも新たに登場。15〜10%OFFの特別価格で先行予約を開始!
- みなさん、こんにちは! シーズ・ファクトリーの菊地でございます。今回ご案内させていただくのは、昨年12月にリリースしたアウトライン初の本格的なトラベル型GMTウオッチ「GMT-1950」のセカンドバージョン、その名も「GMT-1960」になります。
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- つまり、前作は1950年代の初期のGMTモデルがモチーフでしたが、今作は1960年代の第2世代の雰囲気を再現するべく開発しました。そのためベゼルの仕様はベークライトを再現した前作とは違い、通常のアルミのインサート仕様ですが、そのぶん象徴的なペプシベゼルの青と赤の色味について徹底してこだわり経年により若干褪色したかのような古風な色合いと雰囲気を再現しています。
時計のバリエーションは前作と同様に青赤ペプシタイプが黒文字盤とアイボリーがかった白文字盤の2種類。加えて60年代に初登場したように今回新たに黒の単色ベゼルに黒文字盤タイプもラインナップに加わりました。 -
- 搭載するムーヴメントは前作同様にシチズン傘下のミヨタ製プレミアムタイプ(9000番台)でGMT機能付き自動巻きムーヴメントのキャリバー9075です。日本製汎用ムーヴメントとしてはロレックスのGMTマスター II と同じ方式の時針単独操作方式を採用した唯一の機械になります。
しかも、今回はより多くのユーザーに楽しんでもらおうと定価も前作より1万円安い税込8万8000円に設定させていただきました。これも特筆すべき点です。 -
“時針単独可動型”とはどういうものか。その特徴とメリットを紹介!
- まず、GMTウオッチとはどのような時計なのかを解説します。ロレックスが1955年に開発したGMTマスターに代表されるように、時差がある二つの国の時間帯をひとつの時計で同時に表示できるGMT機能を有する時計を指します。二つの時刻とはホームタイム(自国の時間)とローカルタイム(海外など時差のある渡航先の時間)です。
そしてこのGMT機能を備えた日本製の機械式自動巻きムーヴメントは「GMT-1960」が採用するシチズン傘下のミヨタ製キャリバー9075とセイコーのキャリバーNH34の現在2種類が存在します。
ここで注意したいのが、GMT機能を備えたこれら二つの機械はローカルタイムの設定方法が大きく違うという点です。キャリバー9075は“時針単独可動型(フライヤー型)”で、一方のキャリバーNH34は“GMT針単独可動型(コーラー型)”になります。 -
- “時針単独可動型”とは、時針だけが動かせる機能を備えているため、例えば日本から海外へ出張した際、時分針にその渡航先の時刻を簡単に設定できるという点が魅力です。つまり海外旅行に適したGMTということで“トラベルGMT”とも呼ばれたりします。なおホームタイム(日本時間)はGMT針で確認できます。ちなみにロレックスの現在のGMTマスター II はまさにこのタイプです。
一方の“GMT針単独可動型”は、GMT針だけを操作するタイプです。時分針はホームタイム(日本時間)のままでGMT針だけを24時間ベゼル上の海外の時刻に合わせます。設定が簡単なため日本にいて海外とのやり取りの際など、メインは日本時間で時々海外の現在時刻を確認したいという場合にとても便利です。こういった点から“オフィスGMT”とも呼ばれます。
このように使い勝手が違うためGMT機能を実用として頻繁に使うのであれば、この違いは使い勝手という点でとても重要になります。したがってGMTウオッチを購入する場合はどちらの方式なのかを事前に確認することをおすすめします。ちなみに繰り返しになりますが、アウトライン GMT-1960は前者の“時針単独可動型(トラベルGMT)”のため旅行や出張など海外で使用したいという人に最適なモデルです。 -
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初回生産分については時計のセレクトショップ“オンタイム”と“ムーヴ”の店頭で11月16日(土)から先行販売を開始します。早めに実機を見て購入したい方は、ぜひ店舗にお立ち寄りください。一般発売は12月7日(土)を予定。
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【“GMT-1960”七つのこだわり! 】
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1)ドーム型風防に褪色ベゼルを再現
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- 前作ではGMTマスターの初代モデルに倣いベゼル上部を透明プラスチックで覆いましたが、今回は通常のアルミのインサートのままです。そのぶんペプシベゼルの青と赤の色味について徹底してこだわり経年により褪色したかのような古風な色合いと雰囲気を再現しています。加えてドーム状にふっくらしたプラスチック風防を採用。ドーム形も高さ2mmとして当時のような雰囲気になるよう、その形にはかなりこだわりました。
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2)1960年代当時のオリジナルに近い薄型ケース
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- 1960年代当時のオリジナルに近いケースサイズにもこだわって作りました。ケース径は37mm。裏ブタからベゼルまでのケース厚は10.95mm、ドーム形風防を含んでも13mmと着けやすく程よい大きさになっています。
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3)ポインテッドクラウンガード(PCG)を再現
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- リューズを保護するためにその両サイドに設けられたリューズガードは、通常であれば台形が一般的ですが、今回はアンティークのGMTマスターのレアポイントとしても愛好家によく知られる“ポインテッドクラウンガード(PCG)”。つまり1960年代にみられた先端が尖った形状を採用しています。
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4)製造番号を大きく刻印しビッグナンバーを表現
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- 裏ブタ中央には製造番号が大きく刻印されます。これはアンティークロレックス 愛好家の間で言われるところの“ビッグナンバー”。つまりプロ向けダイバーズウオッチ“コメックス”モデルに採用されていたものを表現した仕様です。
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5)携帯用としても使える時計収納ケース
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- 時計の箱といえば、時計を収納するだけのものが一般的で、それだと時計を取り出した後は無用の長物となることも多々あります。だとすれば収納するだけでなく、せっかくならケース単体でも常に活用できるものにすればいいじゃないかということで、持ち歩くときにも便利なメガネケースタイプの時計収納ケースを採用しました。
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6)さりげなく主張するツートンベゼルと程よいサイズ感
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- 青赤ツートンベゼルも深い色合いで派手すぎず、かつクラシカルな雰囲気で、ビジネスシーンであってもファッションの差し色としてさりげなく楽しめます。一方の黒の単色ベゼルタイプはシックで落ち着いた雰囲気のためシーンを選ばず楽しめます。ケースサイズも37mm径に厚さも約10.95mmと細身の日本人の手首にもすんなり納まる程よいサイズ感のため着け心地もバツグンです。(※私は極端に手首が細いため写真では時計が大きく感じてしまいますが、一般的な体型の方であれば手首の幅に程よく納まります)
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7)日本のプロの時計師が一本一本丁寧に組み上げています
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- 雰囲気が良くても時間を知る道具としての信頼性がなければ意味がありません。クォーツ式と違いデリケートな機械式の場合はなおさらです。そこで、針の取り付けからムーヴメントの組み込み、そして防水性、チリやホコリの混入などのすべての品質管理は、流れ作業ではなく、プロの時計師が一本一本丁寧に組み上げて完成させています。これもアウトラインの製品作りに対する大切なこだわりのひとつです。
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【アウトライン GMT-1960】
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- ●型番:(左)Ref.20244-1PEBK、(中)Ref.20244-2PEWH、(右)Ref.20244-3BKBK
●素材:(ケース)316Lステンレススチール(ネジ込み式リューズ)、(ブレス)304ステンレススチール、(ドーム形風防ガラス)アクリル樹脂
●サイズ:ケース径37.0mm、ケース厚10.95mm(ドーム風防含む13.0mm)
●防水性:5気圧防水(日常生活防水)
●駆動方式:自動巻き(日本のMIYOTA製Cal.9075/24石/毎時2万8800振動(日差-10秒+30秒)/最大巻き上げ時42時間パワーリザーブ/秒針停止機能付き)
●機能:時針単独可動式GMT機能、24時間表示双方向回転ベゼル
●希望小売価格:88,000円(組み立て:日本)
●保証期間:1年間 -
GMT-1960にセットされる「アウトライン・リベットブレス」はここがスゴイ!
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1)自分でコマ詰めができてしまう!
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- 当時のリベットブレスはコマ詰めの際にコマの内側を中央からめくり上げて外し、折り曲げたものを再び元に戻す必要があったため到底自分でできるものではありませんでした。その点今回は、最近のブレスレットにも採用されていますが、リベットの一部をネジ留めにしているため、精密ドライバーさえあれば自分でもコマ詰めができるのが最大の特徴です。
<コマ詰めの操作法>
両ネジタイプのため、ネジを外す際には両方のネジが回ってしまいます。そのためドライバーを2本用意してください。なお一人で行うには多少慣れが必要です。したがって、片方を別の人に回らないよう抑えてもらうことをおすすめします。
<精密ドライバーについて>
精密ドライバーはマイナスの溝にフィットするサイズのドライバーを必ずお使いください。刃先の寸法の目安は幅=1.5〜1.6mm、厚み=0.3mm(0.4mmだと入らないものもありますのでご注意ください)。 -
2)若干伸び縮みするエクステンション仕様
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- 当時でも初期のリベットブレスには若干伸び縮みできるエクステンションタイプとノンエクステンションの2種類が存在しましたが、今回はエクステンションタイプにしました。上の写真が通常状態で下が伸ばした状態です。